ピッツ・ネイル展望台に着きました。
片道約30分ほどで、標高は3057メートルとの事でした。
展望台には何かの動物の像が建っていましたので、聞いてみると、展望台のシンボルで「シュタインボックの像」との事でした。
6月だというのに、あたり一面は雪でした。
山歩き用の靴が、場所によってはスッポリ入ってしまう位積もっていました。
建物には大きくて長いつららが出来ていました。
頂上はかなり寒かったです。
展望台には大きなレストランがありました。
レストランも外も中も、清潔で綺麗でおしゃれなレストランでした。
レストランのテラスからは、サンモリッツの街、サンモリッツ湖、エンガディンの谷が眼下に広がり、その向こうにはピッツ・ベルニナなどのベルニナアルプスが一望出来ました。
レストラン内のテーブルに、ケーキが丸い透明のケースに入って置いてありました。
ケースもお洒落でしたが、ケーキもとてもかわいらしいケーキでした。
ケーキ用の銀色のスプーンも造りがとってもかわいくて、綺麗でした。
またテラスの横には、透明なガラスのケースに、ピッツ・ネイル展望台の木工製品が入っており、展望台からロープウェイから、ロープやタワーまで、細かく再現されて作られており、素材の木材も明るくライトな感じの色で、「これは良く出来てる」と思いました。
木工の職人か誰かが作ったのでしょうか?
食べ物でも飾り物でも、建物でも、ほんのちょっとした物でも、1つ1つが繊細で、綺麗で、おしゃれで、洗練されていて、こだわりを持って作られているようでした。
レストランのレジの横に、お土産が置いてありましたので、エーデルワイスのキーホルダーを数個買いました。
ピッツ・ネイル展望台からロープウェイで下へ降りる時は、少し怖かったです。
上りのロープウェイの時は直進方向の上しか見ていませんでしたが、下へ降りる時は高い所から真下に眼下が見えたので、落ちないとは分かっていても、その高さに少し怖いと思いました。
降りる際に、逆に上がって来るロープウェイとすれ違いました。
ロープウェイ乗り場のコルヴィリアに近付くと、雲が晴れ、雪が少なくなり、空が晴れ渡り、陽が差し込み、緑の野が顔を出しました。
コルヴィリアでケーブルカーに乗り換えて、チャンタレッラに向かいました。
ケーブルカーの中から、外の景色を見ていると、マーモットが見えました。
「あっ、マーモットだ! 暖かくなって、きっと穴から出て来たんだ!」
マーモットが数匹、穴から顔を出しているものや、岩陰に隠れているものを、見る事が出来ました。
貴重なので、写真に収めました。
やがてサンモリッツの街とサンモリッツ湖が見えました。
遠くにすべり台とハイジの小屋が見えました。
それがこれから行く「ハイジの花の道」と「ハイジヒュッテ」でした。