翌朝、目が覚めると大きく背伸びをしました。
昨日は、ハイジの泉を探して歩き詰めでしたから、疲れたのだと思います。
良く眠れました。
スイスに来てからは、毎日見学や散策で、ずっと歩き詰めでした。
舗装された道路ではなく、石畳の道や、傾斜のある山道ですから、普段日本で、舗装された道路を歩いている私には、かなり大変でした。
スイスに住んでいる方は、毎日こんな道を歩いて生活しているのでしょうか?
スイスは山の国ですから、毎日歩いていると、健康にも良いかもしれませんね。
スイスに来てから気付いたのですが、空気が良いのか、肌の状態がとても良いのです。
部屋の窓から、外を眺めると、サンモリッツ湖が見えました。
とても美しい湖でした。
サンモリッツの街は、ドルフ地区とバート地区に分かれているとの事でした。
私が宿泊したホテルは、ドルフ地区でした。
サンモリッツの街は、とても静かで、清潔感があり、高級感があるように感じました。
静寂に包まれているという感じがありました。
同じスイスでも、ユングフラウ地方とは、別の空間のようでした。
スイスでのホテルでの朝食は、ベルンでも、グリンデルワルトでも、パン、生ハム、卵、チーズ、サラダ、フルーツ、ジュース、ミルクと、大体同だったのですが、サンモリッツでの朝食は、バイキングで、お味噌汁やお米もありました。お箸も付いているのです。
魚もあったのですが、スイスは内陸国なので、川魚との事でした。
ホテルで朝食を取ると、駅前のポストバス乗り場から、ポストバスに乗って隣の村のシルヴァプラナに行きました。ポストバスは黄色でした。
シルヴァプラナは、サンモリッツからポストバスで1つ目の村でした。
以前から、旅行ガイドブックに載っていたシルヴァプラナの美しい川沿いの風景が印象に残っていて、訪れてみたかったのです。
山には雲が掛かっており、雲と雲の間から陽の光が差し込んでいて、晴れでもあり曇りでもあるといったような天候でした。ただ少し寒かったので、上着を着ました。
シルヴァプラナ湖畔の景色がとても綺麗でした。
美しすぎるほど、美しいという言葉がピッタリで、表現する言葉がないのです。
湖は澄んでいて、とても綺麗でした。
湖に太陽の光が反射して、眩しい位に輝いていました。
中に手を入れると、とても冷たくて気持ち良かったです。
シルヴァプラナ湖周辺は、山は幾つにも連なっていて、どこまでも続く広々とした野原と、山の麓の清潔な村と、空気は澄んでいて、赤、白、黄色、青、紫などのたくさんの花々が咲き乱れていました。湖畔には、ボートもありました。
人はほとんどいませんでしたが、それでも何人かの人が、湖畔を散策しているようでした。
シルヴァプラナ湖畔を散策した後は、またバスの停留所からポストバスに乗って、サンモリッツのホテルに戻りました。
宿泊したホテルは、結構大きなホテルで、地下にレストランがあり、遅くまでやっていました。
ですので、今までは夕食は外のレストランで摂らないといけなかったのですが、サンモリッツのホテルでは、ホテル内のレストランで夕食を取る事が出来たので、助かりました。