旅行記 グリンデルワルト駅からユングフラウヨッホ展望台へ

昨日の夜は歩き疲れて、ホテルに帰るとシャワーを浴びて、すぐに寝てしまいました。

ただシャワーを浴びた後、両足を見ると、豆がひどいので、十分にマッサージした後、翌朝バンソーコーを貼りました。靴下も二重に履き、足が痛まないようにしました。

「バンソーコ-を持って来ておいて良かった。登山用の靴下と靴を買わないと行けないな」と思いました。

ホテルで朝食を摂りました。
ホテルの朝食は、生ハム、チーズ、ヨーグルト、パン、フルーツジュースなどでした。
朝食のフロアーには、栽培用のエーデルワイスが置いてありました。

グリンデルワルト駅からクライネ・シャイデック行きに乗り、クライネ・シャイデックから登山鉄道に乗り換えて、ユングフラウヨッホに向かいました。

クライネ・シャイデックからアイガー・グレッチャー駅、アイガー・ヴァント駅、アイス・メーア駅を経由してユングフラウヨッホに着きました。

グリンデルワルトからクライネ・シャイデックまでは約30分、クライネ・シャイデックからユングフラウヨッホまでは約50分で、約1時間半でした。

アイガー・ヴァント駅、アイスメーア駅では、約5分ほど停車し、その間に駅構内の展望台用の窓から眺めを楽しむ事が出来ました。

途中、車内で「アルプスの少女ハイジ」の声で、たしか日本語でも案内がありました。

ユングフラウ展望台駅に着くと、リフトに乗ってスフィンクス展望棟に行きました。
ユングフラウやロッタ-ホルン、メンヒ、アレッチ氷河が一望出来ました。
あまりの美しさと凄さに驚いて、ため息を付いてしまいました。
しばらくの間、見入っていました。

その後、ユングフラウ雪原、氷の宮殿、プラトー展望テラスなどを見学し、体がだいぶ冷えたので、レストランに行き、休憩を取り、温まりました。

レストラン内にある郵便局で、自分で自分にハガキを送りました。

「お元気ですか? スイスに行かれているそうですね。スイスから帰りましたら、ご連絡下さい。よろしくお願い致します。」

自分で自分に手紙出して、誰によろしく言ってんの?



旅行記 アルメントフーベルからグリンデルワルトへ

アルメントフーベルを十分に散策した後は、またケーブルカーに乗って、ミューレンに帰って来ました。

ケーブルカー乗り場の受付の女性に、

「これケーブルカーですよ」と言ったのですが、首を横に振って、

「違います。列車です」と答えました。

??? うーん・・ケーブルカーを列車って何なんだろう???

ただアルメントフーベル駅を出ると、「アルメントフーベル駅」とあったので、まず聞く前に、良く駅の標識を確認すれば良かったと思いました。

アルメントフーベルからは、「花の谷」という意味のブルメンタールを通って、1時間ほどでミューレンに戻るハイキングコースがあるとの事でしたが、

ラウターブルンネンを散策し、ミューレンでは散々アルメントフーベル駅を探して迷って歩き回ったのと、アルメントフーベルで散策と、これ以上は歩けないと思ったので、ブルメンタールは行きたかったのですが、次回また行く事にしました。

アルメントフーベルからミューレンに戻った後は、ミューレンの村を散策しました。

シルトホルン展望台行きの乗り場がありましたが、シルトホルンも次回にする事にしました。
歩き疲れたからです。


ミューレン駅から列車に乗って帰る時に、隣にいた観光客らしき人に、

「グリンデルワルトに行くにはこの列車でいいですか?」と聞くと、

「グリンデルワルトに行くんだね? 私達も行くので良かったら一緒に来ましょう」と言ってくれました。5人でした。

一緒にミューレンから列車とロープウェイを乗り継いで、ラウターブルンネンに戻り、ラウターブルンネンでまた乗り換えました。

「彼らは友達なんだけど途中で降りるから、そこから先は僕たちと一緒に行きましょう」と老夫婦が言ってくれました。

インターラーケンで乗り換えるものとばかり思っていたのですが、老夫婦がヴィルダースヴィルで「降りましょう」と言って降りたので、

「あれ? ここで降りるんですか? インターラーケンじゃないんですか?」と言うと、

「うん、それだと遠回りでしょう? 今グリンデルワルト行きの列車が来るから、ここで連結するんだよ」と言いました。駅の席に座ってグリンデルワルト行きの列車を待ちました。

ヴィルダースヴィルからグリンデルワルトに戻って来ました。
列車から降りると、奥さんに、

「あなたここから大丈夫なの?」と聞かれましたので、

「はい。ホテルすぐそこなんで。ありがとうございました」とお礼を言って別れました。

遅くまで開いているレストランンが幾つかあったので、ガイドブックに紹介されている、昨日とは違うスイス料理のレストランに入りました。ここも日本語のメニューがあるのです。

店員さんがとても親切で、チキンとライスの盛り合わせに、オレンジジュースを頼みました。
夕食を済ませた後は、ホテルに帰ってシャワーを浴び、疲れ切ってすぐに寝てしまいました。


観光立国だから国民も観光客も、道に迷っている人がいればお互いに親切に教えたり、お店に入れば親切に笑顔でもてなしたり、お互いに観光を楽しむなど、きっと観光立国である事を自覚しているのだな?

観光立国である以上、お客様には親切に、失礼のないようにしなければならない。
観光立国である事を分かった上で親切に接しているのだな?と思いました。

きっと観光客、お客様へのもてなし方が自然に身に着いているのに違いない。
全てが自然でした。

そしてそれが国民や観光客同士に意識として、自然なルールやマナー、振る舞いとして、定着、浸透しているに違いない。そう思ったのです。

異国では何もかもが不安ですから、異国に来ての、その国の人達の親切以上にありがたい事はありません。
接客以上のお客様へのもてなし方に実際に触れてみて、これがたぶんスイス・ホスピタリティーなのだろうと思いました。

旅行記 ケーブルカーに乗って高山植物が咲き乱れるアルメントフーベルへ

アルメントフーベル駅からケーブルカーに乗ってアルメントフーベルに向かいました。
ケーブルカーは村の中央にありました。

実はアルメントフーベルに行くのに迷ってしまいました。
アルメントフーベル駅を通り過ぎたり、村の上の方まで歩いてしまったり、途中外国人観光客にもケーブルカー乗り場を聞いたのですが分からないという事で、アルメントフーベル駅の周りをウロウロしてしまったのです。

遠くから見て確認しても、ガイドブックの写真と同じ、真ん中をくり抜いたような陸橋のような?鉄道線路?の上をケーブルカーが走っているし、アルメントフーベルにはケーブルカーに乗って行くと聞いていましたので、乗り場に着いた時、

「これがアルメントフーベル行きのケーブルカーかな?」と思ったのですが、

迷ってしまった理由は、ケーブルカー乗り場で、駅の受付の女性に、

「これはケーブルカーですか?」と聞くと、

「違います。列車です」と言われました。

そう言われて、

「ここがアルメントフーベル乗り場じゃないのか」と思い、

違う場所を探したのですが、どこに行ってもアルメントフーベル駅がなくて、もう一度戻って、同じ駅の案内の女性に、

「これケーブルカーでしょ?」と聞くと、

「違います。ケーブルカーじゃないです。列車です」と言うのです。

「アルメントフーベルに行きたいんです。乗り場はどこですか?」と聞くと、

「ここです」と答えました。

じゃあ、ここがアルメントフーベル行きのケーブルカーじゃないか、
自分の聞き方が間違っていたのでしょうか?

お金を払って、案内の女性に、

「これケーブルカーですよ」と言うと、

「違う違う。ケーブルカーじゃないです。列車です」と言って、首を横に振りました。
アルメントフーベル行きかどうかを聞けば迷わなくて済んだと思います。
ただケーブルカーをどうしてケーブルカーじゃなくて列車と言うのか、意味が分かりません。


アルメントフーベルに着くと、アイガー、メンヒ、ユングフラウと、ミューレンの村が一望出来ました。

「いや~すごいなぁ・・」

あまりの壮大さと美しさにただ驚くばかりでした。

「いや~すごい。本当にすごい・・」

アルメントフーベル周辺を散策しました。
壮大な山々に緑と美しい花々がどこまでも続いて、とても綺麗でした。

アルメントフーベル・パノラマレストランで一息入れました。

スイスに来て思ったのは、国全体が絵はがき、国そのものがおとぎの国のようでした。
アルプスの山々、牧草地や森や草花、川や湖、街や村、放牧の牛や羊、青い空、白い雲・・
景色があまりに綺麗なので、長い時間列車に乗っていても退屈しないし、何もしないでただ風景を見ているだけで、時間が過ぎてしまうのです。



旅行記 断崖絶壁の静かで小さな村ミューレン

ラウターブルンネン駅前のロープウェイに乗り、列車を乗り継いでミューレンに向かいました。

ロープウェイから見るラウターブルンネンは凄い迫力でした。
U字型に削り取られた谷が一望出来ました。
綺麗で美しいと同時に圧倒されました。

ロープウェイが進むにつれて、ラウターブルンネンの村や谷が小さくなって行きました。

ミューレン駅に着いて列車を降り、駅内の階段を上ると駅を出ました。
駅を出ると小さなミューレンの村が広がっていました。
ラウターブルンネンの崖の上に広がる、小さくて美しい村です。

ポツンとした静かで簡素な村でした。
自動車の乗り入れは禁止されているようでした。

小さな村なので、道に名前は付いていないようですが、メインストリートが2つあるとの事でした。
何とも言えない独特の情緒がありました。

んー何だろ?
ラウターブルンネンの絶壁の上にあるからなのか、村が浮いている感じなのかな?
あちこちにシャレーがあって、あちこちにお店がありました。

お土産屋さん、レストラン、ホテル、肉屋、パン屋、スーパーマーケット、カメラ屋、スポーツ店、本屋、キオスク、薬局、銀行、郵便局、公園などのお店がありました。
教会もありました。

こじんまりとしてて、パッとするようなものはないんだけど、素朴で不思議な雰囲気を持った村でした。

歩いていて感じたのは、かなり傾斜があって、高低差があって、歩くのが大変でした。

ミューレンの村に来たのは理由がありました。
アルメントフーベル展望台に行くためでした。

アルメントフーベル駅からケーブルカーに乗ってアルメントフーベルに向かいました。




旅行記 ラウターブルンネンの村を散策して 村の教会を見学

見学ポイントへは登らずに、やや遠くからシュタウプバッハの滝を見ました。
すごい迫力でした。

シュタウプバッハの滝を十分に見た後、滝を背にして真っすぐに歩いて行き、駐車場を横切って行くと、これもジグソーパズルや写真集で良く見掛ける教会がありました。

この教会は旅行ガイドブックにも良く載っているのですが、一度行ってみたかったのです。
この教会の正面当たりをガイドブックや写真集で良く見掛けるという事は、きっとこの教会の正面から見た風景が、写真の構図に良い、写真写りの良い場所なんでしょうかね。

教会の扉が開きましたので、中に入ってみました。
入口から正面に向かって床の真ん中に赤いじゅうたん、正面にはたぶんパイプオルガン、パイプオルガンの両脇と、左右の壁の両側ににステンドグラス、左側には黒いグランドピアノと、説教台がありました。

説教台はアニメの「アルプス物語わたしのアンネット」の舞台、ロシニエールで見た教会の説教台と同じでした。
教会の中を進んで行き、一番前から後ろを見ると、後ろには2階も人が座れるようになっていました。こういう作りもアニメと似ていました。

スイスの説教台は教会によっては、同じような作りの所があるのかな?
村の人達は日曜日には教会に行っているのかな?
この教会はカトリックかな?プロテスタントかな?
教会の名前は何て言うんだろう?

どうも正面にある火を付けるロウソクや聖書を置く台、正面の造りや配置、じゅうたん、中の壁、雰囲気からするとカトリックのようにも見えるんだけれども、教会の外観はプロテスタントのようでもあるし、アニメの舞台、ロシニエールで見た教会はたぶんプロテスタントで、これと似たような造りだったから、プロテスタントかな?

ヨーロッパだから、正教会(東方教会)の流れを汲んでるから、スイスは宗教改革もあった国だし、プロテスタントだとしてもイギリス国教会みたいに、カトリックの雰囲気に似てるのかな?


結構村の人なのか観光客なのか、教会に人が出入りしていました。
教会の中や外、敷地内外を見学した後、アスファルトの通りを歩いて、ラウターブルンネン駅へ向かいました。

のどが渇いたので、駅の近くのお店でジュースを買った後、駅前のロープウェイに乗り、列車を乗り継いで、ミューレンへ向かいました。

旅行記 シュタウプバッハの滝を見学して 散策中に偶然見つけた栽培用のエーデルワイス

トリュンメルバッハの滝を見学した後は、シュタウプバッハの滝へ向かいました。

歩いても歩いても緑で、木や花や草がとても綺麗でした。
川も音を立てて流れていました。
リュッチネ川と言うようでした。

あちこちに放牧の牛がいました。
農家には「大きなカウベル」がたくさん飾られていて、何かに表彰されると貰えるとの事でした。
チーズやバター、ソーセージの標識がありましたので、美味しいチーズやバターを作ると表彰されるのでしょうか?

柵も放牧の牛が、「今日はここからここまでの草花」「今日はこの当たりを食べさせる」というように、考えて柵が立てられているとの事でした。

草刈りもするのですが、牛に草花を食べさせる。
草花を食べた牛が糞をして、肥料になる。
それが肥やしになってまた草花が育つ。
そして牛からとれた牛乳で、ミルクやチーズを作る。

「良く出来てるよなぁ」と、観光客もみんな感心しているようでした。
高山植物は、運が悪く、草刈りをして刈られてしまって無くなっている時は、見る事が出来ないようでした。

あちこちの木造の小屋があり、近くには木材が積んでありました。
木材か何かが積んであると、農家かどうかが分かるとの事でした。


スイスに来てから、ずっと歩き詰めだったので、特にラウターブルンネンに着いてからは、痛くて足を引きずって歩いていました。
途中腰かける所があったので、靴下を脱いでみると、両足に豆が出来ていました。
仕方がないので、靴下を2枚重ねると、いくらか楽になりました。

絶壁からは、幾つもの滝が流れていました。
滝の数は70以上との事で、全ての滝ではありませんが、滝の1つ1つに名前が付いているとの事でした。

絶壁からスリルを楽しむ?飛び降りる競技も行われているとの事でした。

しばらく歩いて行くと、右側に、縦長のスイスの国旗や州の旗があり、小さな集落が見えて来ました。

栽培用のエーデルワイスが置いてありましたので、写真を撮りました。

そして左側を見ると、学校の地理の教科書や百科事典、ジグソーパズルや写真集などで良く見掛けるシュタウプバッハの滝がありました。

断崖絶壁から、ものすごい音を立てて滝が流れていました。
落差は305mとの事でした。

滝の下の周りに小高い丘があり、柵があり、人が滝の近くまで登って見られるように、見学ポイントがあるようでした。

旅行記 トリュンメルバッハの滝を見学して

ベルン、ロシニエール、グリンデルワルトと移動して来て、グリンデルワルトに着くと、やっと落ち着きました。

数日間グリンデルワルトに滞在するので、移動するにしても、グリンデルワルトが拠点となるので、安心したのでしょうか?

じっくりと腰を落ち着ける場所があるというのは、たぶん落ち着くものなのですね。

翌朝、ホテルで朝食を摂った後、グリンデルワルト駅からインターラーケン・オストで乗り換えて、そこからラウターブルンネンに向かいました。

グリンデルワルトにはクライネ・シャイデック行きとインターラーケン・オスト行きと、ホームが2つありました。
列車は1つが黄色と緑、もう1つが黄色と青でした。

グリンデルワルトからインターラーケンに向かう列車で、窓の外を眺めていると、虹が見えました。
それも虹のたもとが見えたのです。

「虹がたもとから見えるなんて、滅多にないな」

そう思ったので、虹のたもとを中心に写真を撮りました。

ラウターブルンネン駅から散策して、トリュンメルバッハの滝へ向かいました。
綺麗な花畑を散策して、たくさんの美しい高山植物の花が咲いていました。

滝の入口からリフトで上まで上がって行き、トリュンメルバッハの滝を見学しました。
10か所の見学ポイントがあり、6か所目までリフトで上がって行き、そこから先は階段で移動し、見学しました。

移動中、ものすごい水しぶきでした。
カメラが濡れないように気を付けました。

この滝は外からは全く見えないのですが、アイガー、メンヒ、ユングフラウからの氷河融水や雪解け水が、岸壁内を流れているとの事で、岩窟を造ったのも滝で、ものすごい量の水が硬い岩を削り取り、岩窟が出来たとの事です。
ものすごい音と水しぶきです。
幾つもの見学ポイントで写真を撮りましたが、怖かったです。