翌日からツェルマットの村を散策しました。
まず見に行ったのは、ツェルマットの古い街並みとネズミ返しの小屋でした。
黒いカラマツ材で作られた高床式の穀物倉庫で、穀物倉庫の床と柱の間に円盤状の石を挟んで、
ネズミの進入を防いだのです。
ネズミが倉庫に上がって来ると、たぶん円盤状の石でコロンと下に転がって、落ちてしまうという作りです。
こうしたネズミ返しの小屋が、村には幾つもあって、見学して回りました。
小屋は焼いたのだと思うのですが、全部黒かったです。
村自体は小さくて、徒歩で回れます。
村には、マッターフィスパ川という川が流れていました。
メインストリートを散策しました。
途中、山岳ガイドのモニュメントがありました。
ツェマットの山岳ガイド達のたまり場として、100年以上使われていた場所だったそうです。
ガイド達は、朝早くから夜遅くまでホテルの前で、お客様から何か仕事を貰えないものかと、
待機していたそうなのです。
ガイドの他にも荷物運び、人を乗せて運ぶ椅子の担ぎ手、馬車の御者、お供など、
色々な仕事をしていたそうです。
またマッターホルン博物館のすぐ近くには、マーモットの泉がありました。
マーモットの泉の後ろは、石が積み上げられた感じになっていて、シュタインボックの像がありました。