マイエンフェルト駅で、列車を待ちました。
何人かの人が駅で、列車を待っていました。
ご老人の夫婦、それに若いカップルがいました。
マイエンフェルト駅を改めて、外側中側と見てみたのですが、建物の一部が取り払われ、外観は小さくてシンプルで、とてもかわいらしい感じになり、内装もとてもデザインが良く、
クリーム色の壁と、駅の窓は、障子のような?またはチェックの柄のような?全体が透明のガラスの窓で、深みのある木製の窓の縁と、駅舎の中の待合室のイスは灰色で、コントラストがとても良く、良い作りになっていました。
マイエンフェルト散策中は、昼頃は天気が良かったのですが、夕方にかけて少し雨が降りました。
マイエンフェルト駅からクールに向かいました。
クールに向かう列車の中で景色を眺めていたのですが、雨が少し強くなっていたようでした。
クール駅に着いたのですが、街は結構大きいのでしょうか?
印象としては、クール駅自体も大きいようですし、大きなバスターミナルもあり、車や大きなバスも行き来していました。こじんまりとしている街だと聞いていたのですが、駅前はわりと交通量はあるようです。
クールではポストバスに乗って、峠を越えてサンモリッツに向かいたかったのです。
前から輝く峠と呼ばれる「ユリア峠」を見てみたくて、そのために列車ではなく、ポストバスにしたのですが、ポストバスの乗り場が分からなくて、迷ってしまいました。
駅前のバスターミナルでは、何台もバスが行き来していましたので、案内板を見たり、バスの運転手に聞いてみたのですが、サンモリッツへは行かないとの事でした。
バス乗り場の案内所がありましたので、中にいた女性の方に聞くと、「16時59分に10号車のバスがサンモリッツ行きです」と、丁寧にメモを渡してくれました。
駅前のバス乗り場はポストバスではなく、普通のバスで、ポストバスの乗り場は、駅の反対側だという事でした。
駅の反対側の方に行くと、バスはみんな黄色いバスで、「あっ、このバスだ」と思いました。
ポストバスは黄色と聞いていましたし、バスの前上部に「サンモリッツ行き」と表示されていました。
バスの運転手にも、2回ほど「16時59分にサンモリッツへ行きますか?」と確認したのですが、「ええ、行きますよ」と答えてくれましたので、安心しました。
ポストバスのバス乗り場は駅前ではなく、駅の反対側だったのです。
私は10号車のポストバス出発まで時間があるので、売店で傘と飲み物、食べ物を買いました。
そして16時59分近くになって、私は10号車に行き、運転手の方に、「サンモリッツ行きですよね?」と再び確認しました。
そうすると、「違います」と言うのです。
私は、「はあ? だってさっき、この10号車の運転手に聞いたら、サンモリッツに行くと言っていましたよ?」と言いました。
「いえ、行かないです」
私は首をかしげて、「んーだってさっき、この10号車の運転手の方に聞いたら、確かに16時59分にサンモリッツに行きますって言っていましたよ。 2回も確認したんです。 それにバスにもサンモリッツ行きって表示されてましたよ」
「誰が言ったんだろう? このバスはサンモリッツへは行かないですよ。 サンモリッツ行きはもう終わりです。 全部出てしまったんで、今日の便はもうないんです」
「えーバスの案内所の方にも聞いて、16時59分、10番目に止まっているバスは、サンモリッツに行きますと聞いたんですけど」
「うーん、ちょっと分からないですね。 どちらにしろ、もう今日はサンモリッツ行きの便はないので、そう言われましても・・」
私はまた首をかしげながら、「??? そうですか・・分かりました。 そうしたら、サンモリッツに行きたいんですけど、どうしたらいいでしょうか?」と聞くと、
「この時間ですと、列車しかないと思います」
「??? そうですか・・うーん・・案内所の人が言っていたんだけどなぁ・・分かりました」
「すみません」
こうして私は峠越えのポストバスに乗って、ユリア峠を見るというのは、今回は出来ませんでした。
「案内する人によって違うんだけど、何なんだろう、このギャップは?」 そう思いました。
ミューレンでのケーブルカー乗り場でもそうだったのですが、受付の人がケーブルカーを列車と言ったり、どうも良く分からないギャップのようなものがあるようです。
今回はマイエンフェルトでの散策に思ったよりも時間が掛かってしまったため、クールの街を散策する事は出来ませんでした。
私はポストバス乗り場から、クール駅に移動しました。